愛執線

いきてるの

延長上にはな　

愛という形ってのが

いつもある

おおきいだの　

ちいさいだの　

形を不器用に

かえてみせるんよ


愛されたいと

叫んでな　

愛されたら

逃げようとしてみたり

ぼくら人間　

欲しがって　

奪って　

辛くなったら

逃げてみたり

他人がこうだからとか　

相手が

こんなんだからとかよりな

人間　

互いの愛を　

ひとり　ひとつ　

じっくりと

かみ締めて　

行かんとな





　　　　　
　　　　　　　　　貴一

通りの記憶

辛いこと　

憎むなんてさ

自ら汚すだけの　

止めることのない

現実逃避　

辛さを知れたことの　

現実を

自らの　

歩みで取り戻す　

許し

自らの　

記憶とともに

待つことの　

許し

この時　

ゆだね

行きままに

ちいさな

しあわせとして

残れば　

良しとして




　　　　　　

　　　　　　　　　貴一

風そよぐ

そよぐ風が　

ぼくらをつつむ

ひたすら動く　

影　辿って

重なって　

重なって

理屈な言葉を　

すり抜けながら

信じた　詩　

うたってさ


そよぐ風と　

ぼくらは歩む

形と　この世が　

手をつなぎ

無数に重なる　

にんげんさん

連なって　

かさばって

退屈な理想を　

すり抜けながら

信じた　道へと　

迎えに行くよ　

　　　　　　　　　



　　　　　　　　　貴一

かくれんぼ

くだらんことは　

耳ふさぎ

ひと言よりの　

口ふさぐ

正いことが　

無駄になる

いっぽひいての　

かくれんぼ


たのしいことに　

耳をたて

あかるい　

ひと言聞かせてな

正しいことを　

無駄とはするな

いっぽ　

いっぽの　

かくれんぼ

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　貴一

逆光

あすへとつづく　

こころをやすめ

なるがまま　

その一瞬へと　

ゆだねるときよ


逆光あっての　

こころ　ひかり


心配ないよ　

また　

あす　

ひかる

なるがまま　

あすのまま

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　貴一　

そんな頃

一粒の想いを　

ひとつ　

手にとってね

触れ合ってみて　

この頃になるか　

あの頃になるか

戸惑って　


とりあえず　

歩んでみたりも

しているんよ


やけっぱちになって　

適当になっちまった

そんなぼくらの　

ちっぽけな

想いでも

誰かに　

とどいて　

くれれば良いな　

なんてさ


無駄に　ぼくらって　

悟った

フリばっかりしてね

他人を

否定したりして　

大人の

フリしてね


ぼくらは

人間　

あなたも

人間

上手くなくても　

人間さん

伝えたい　想い　

この頃の　辛さより　

あの頃の

ゆとりへと

向かって

行けますように

　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　貴一

あなたの日にて

泣いた日は　

泣く日　

辛かった日は　

辛い日

笑った日は　

嬉しな日　

喜んでくれた日は　

幸福日

どんな日にだって　

理由があって

意味がある　

無理に

まげようなんて　

しなくて良いよ

どんな日だって　

楽しいさ

どれも　

あなただからな

触れることのできる　

とくべつ日なんよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　


　　　　　　　　　　貴一

ホメオコシ

すこしの褒めで　

良いからな

にんげん　

褒めてあげようよ

褒められてさ　

悪い

にんげんいないっしょ

褒められてさ

怒る

にんげんいないっしょ

すこしの褒めで　

良いからな

にんげん　

褒めてくださいな

 

あげたい人に

あげような

こころにやさしい　

言葉をひとつ

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　


　　　　　　　　貴一                        

やさしき言葉

互いに　互いに　

生きてるからな

お互いの　

やさしい言葉で

交わそうな

相手は脆い　

あなたも脆い

脆い同士の　

お互い様を

だしていこ　

儚い同士の　

やさしい言葉を

交わしてさ

相手がな　

悲しい言葉に

夢中ならな

あなたの　

やさしい

言葉をあげましょう

相手がさ　

やさしい言葉を

求めてるんならな

あなたの　

やさしい

言葉をあげましょう

相手に求めるまえの　

あなたの

言葉で示そうな

悲しい言葉を身を

もって感じてみなよ　

同じ立場で　

辛く籠もってみなよ

やさしい　気持ち　　　　

みえてくる


　　　　　　　　　　貴一

 

捧ぐ手

 

 

 

 

 
この手から　

あの手へと

想いを　辿ってみるとな

あなたに　着いて　

嬉しさいっぱいに

なってね

自然とな　

笑顔となれる　

気がするよ

沢山の想いってのが　

いっぱい

いっぱいになってね

沢山の面影ってのが　

身となり

人並になれてね

あなたのお陰で　

活かす

あなたと

繋いでいけるんよ

この気持ちから　

あの気持ちへと

続くものってのはさ

未知だから　

こそに

本物の

にんげんさんと

なれるんだ


　　　　　　　　　　




                         貴一

地力

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぼくらが　

動かなきゃ

生きを

吹きかけてはくれぬ

ぼくらが

掴まなきゃ

どんな手も

冷えてしまう

ぼくらの

第一歩ってのは

こころと　足との

同時進行

　　　　　　
　　　　　　　　　


                       　貴一

明日に繋げ

さっきはな　

薄っぺらく

聞こえた

頑張ってがさ　

なんだか

今となっては　

嬉しいくも

あるんだな

きのう想った　

頑張ろうがな

今日と言う日ト　

繋がって

明日となれば　

本物だな

　　　　　　




                            貴一

ルール

争った後の　

憎しみ

あった後の

そんな時の

思いこと

虚しさ　悲しさ　

考えるがな

最低限の

人間さんの

礼儀なんよ






　　　　　　　　　　貴一